本日の作業

あまり乗られていない模様なミニを定期点検などでお預かりです
エンジンを始動すると金属音がバキバキ聞こえますが…


とりあえず排気ガスの濃度は問題無しでしたので、コンピューターのライブデータなど
を見て行きます


エンジンルームを開けたところでバキューム系統のホースがいきなり
千切れてますね～


専用のコネクターに計測用モニターを繋いでエンジンの状態を数値でチェックして
行きます


電圧はOK


スロットルセンサーもOK


排気ガス濃度センサーもOK


ホース千切れてましたが、MAP値も正常の範囲内ですね？
割れて取れていた箇所は今日の気温だと動かない箇所だからですかね～


水温センサーの動き方や表示も悪くない感じ


吸入空気の温度センサーも動いてますねっ


フロントフェンダーのメッキモールが剥がれ掛かってますので、後程補修
しておきましょう


一度エンジンを冷やしてからエンジン冷却水の確認なども
水位が低いので、何処かしら漏れているかも


とりあえず新品LLCを補充しておきましょう


エンジンオイルも量は問題無しですが、かなり古そうな色目で粘度も
落ちてる感じ


ロッカーカバー周辺がオイルまみれなので、増し締め確認するも底つきして
いる模様でダメですね～


ロッカーカバーのコルクガスケットが見えなくなる位まで潰れてますので
オイル漏れを止める機能が効いて無い状態


排気から聞こえた金属系の異音は触媒かと思いましたが…


装着されているセンター出しマフラーの内部消音パイプが中で千切れて
いるのが見えましたので…他の箇所に二次被害が出る前に交換が望ましい
ですね～


右リヤはブレーキがまったく効いていない状態…なのと、ハブベアリングにも
ガタ有りです


オイル漏れも見られますが、上のロッカーカバーからの漏れが一番多く


シフトレバーに連結されるロッドシールからも漏れ有りですね


左フロントの足廻りはステアリングラック内部のブッシュ破損とタイロッドの
経年劣化でガタガタでした


車検などでは必要になるはずのウォッシャーも出ずで、ワンウェイバルブの
故障とトランク～エンジンルーム間のウォッシャーホースがヤバい色になって
います…


タイヤの空気圧も見て調整しましたが、右リヤだけ低い状態ですね…
元の空気圧を知らないので何とも言えませんが、エアー圧の落ち具合が
このタイヤだけ大きい状態


エアーゼロ状態では無いのでパンクとかでは無さそうですが、念のために
目視ですがトレッド面のチェックなども


スペアタイヤもエアー調整しておきます


プラプラしていたメッキフェンダーモールも新品交換が一番良いのですが、とりあえず
簡易補修でねじ止めして走行中に飛んで行かないようにしておきます


ホイールを外して各部点検中ですが、このミニってリヤ側はラバーコーンな
ままでしたが


フロントだけコイルスプリング化されてるんですね～
コレだとバランスが悪いので、乗り心地的に微妙な感じじゃ無いかな～


足廻りのグリスアップを施行して行きます


水分が出て来たりは無かったので、雨天はあまり乗られていない感じですね


あまり乗っていない＆普段のメンテ不足などが原因かと思われますが…
おそらく固着してますね～


フロントのブレーキキャリパーピストンも左右とも全数でサビサビ状態で
動きも悪くなっていますので、ブレーキ廻りは全滅な感じ


オイルも古そうなので時間を掛けて抜いて行きますが、抜けて来たオイルの
色が結構鉄粉混じりな感じで


ドレンプラグにも多めの鉄粉でした


オイルエレメントも一緒に交換させて頂きます


ココも少し時間を空けて古いオイルを抜いておきましょう


外したオイルエレメントの中の状態もあまり良く無い感じ


装着されているアルミホイールとの相性とかもありますが、リヤ側は雨水が
結構入って来る模様で、リヤドラム内径部分が左右ともにサビサビ


エンジン冷却水が減っていた原因はココでしょうね～
新車から未交換な純正ラジエーターの経年劣化による漏れですね
まだまだ悪い箇所が出て来そうな雰囲気ですが、今日はココまでで
タイムアップでした…


オーバーヒート修理中なＭＫ‐Ⅰ仕様ミニの作業続きです


今まで装着されていたウォーターポンプよりも高性能なタイプのポンプに
交換させて頂き取付します


サイズ変更＆サビＭＡＸだった固定ボルト類も純正のサイズな日本製のステンレス製
ボルトＫＩＴを使用して修正ですね


使用するガスケット類も最高品質な物を別途用意して耐久性を向上させます


リビルト作業が完了しているインマニに新品の水温センサーを取り付け中


ウォーターポンプはこの組み合わせが一番耐久性が上がる＆性能が良いです


サーモスタットは日本製ですが一度テストを施行し、実測な何度で開閉するか
確認済みの物を使用


面出し作業や脱脂作業は施行済みですので、サクッとウォーターポンプの
交換完了


再生したインマニもエンジンに組み込んでいきます


スロットルボディも組付け位置を微調整しながら本組み～


インジェクターボディガスケットも高品質な日本製を使用して不要なトラブルを
回避しつつ仕上げていきます


純正のプラパイプよりはマシですが…錆で内径がダメになりつつ有ったヒーター
系統へ入るジョイントパイプも


真鍮製パイプへ変更して、これから寒くなって来てもしっかりとヒーターから
暖房風が出るように修正なども


修正＆化粧直し済みなサーモハウジングケースに新品サーモなど組んでから


新品ステンレスボルトにもひと手間加えてから取付して行きます
このひと手間が数年後～に触る何処かの誰かが苦労しないで済む秘訣ですねっ


エアクリーナーやアクセルケーブルなどを組んで、スロットル廻りは完成です


千切れていたインマニパイプもステンレス化でピカピカになりましたね～
ホースを組んだら見えなくなるので、記念にパシャです